介護業界は「給与が低い」「肉体的・精神的にきつい」「拘束時間が長い」といったイメージが先行しがち。マイナスな意見の多い業界に自ら飛び込んで行きたいと思う人は、それほど多くないでしょう。反対に介護業界のイメージが良くなれば、介護業界への就職や転職を希望する人が増える可能性もあります。実は、介護業界には、素敵な魅力がたくさんあります。その魅力が多くの人に伝われば、人材不足の解消が図れるかもしれません。介護業界の魅力について、詳しく見ていきましょう。
入浴介助や食事介助、排泄介助の際に「ありがとう」と言ってもらうことがあります。介助は介護職として当たり前の仕事です。当然のことをしているにも関わらず、利用者の方から「ありがとう」と言ってもらえるのは幸せなことかもしれません。なかには、「あなたに会えるのが楽しみで、デイサービスに通っている」「あなたが出勤するのを楽しみに待っていた」という声を聞くこともあります。ときには、利用者のご家族から「いつもお世話になり、ありがとうございます」と声をかけてもらうことも。人から感謝されるのはうれしいものです。日々のモチベーションアップにも繋がります。このように、介護職はたくさんの「ありがとう」をもらえる仕事といえるでしょう。
介護業界で働く人の中には、「誰かの支えになりたい」という気持ちを持っている方が大勢います。また、人と触れ合うのが好きな方や、コミュニケーション力が高い方も多いでしょう。人当たりの良いスタッフに囲まれながら活躍できるのも、介護業界の魅力といえます。仕事中はもちろん、プライベートでも繋がれる仲間との出会いも期待できそうです。
介護業界とひと言でいっても、働く場所はさまざまです。もし、日勤のみで活躍したい場合は、デイサービスや訪問介護など在宅系サービスの職場を選ぶと良いでしょう。夜勤有りの働き方がしたい場合は、グループホームや介護老人保健施設といった入所系施設がおすすめです。施設形態によって業務内容も多少変わってくるので、職場を選ぶときは自分のやりたいことを少しでも多く実践できるような環境を選ぶとよいでしょう。
無資格からでもチャレンジが可能な介護業界。「資格が欲しい」と思ったときは、実務経験を積みながら資格取得を目指していけます。なかには、資格取得支援制度を設けているところもあるところも。職場からのサポートを受けながらステップアップしていけるのも、介護職の魅力といえます。