高齢化社会の介護業界は無駄なコストを見直して解決を

介護が今後の日本を救う

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2015.10.30

無駄なコストを削り給与に還元

介護業界は手堅い市場

介護を行っている団体としては、大きく分けて3つあり、社会福祉法人・NPO団体・民間企業となります。NPO法人は非営利ですからもちろんとして、社会福祉法人にも売り上げや利益、コスト意識というものがない傾向があります。そういうところの職員のなかには、真面目に仕事に取り組む方も多いのですが、大きな視点でのビジョンがないために、一生懸命がゆえに疲弊してしまうというケースも多く見られます。業務の改善がないために、いくら努力しても待遇がよくならないということに限界を感じてしまうのです。
民間企業は利益を求めるものですから、売り上げを重視し、コストを削減する努力をします。顧客を集めるために施設の環境をよくしますし、無駄な費用などは削っていきます。単に人件費をケチっていては離職率が上がってしまうので、単純に削るわけにはいきませんが、無駄なコストを削減した分を職員の収入を増やしたり働きやすくしたりすることで結果的に業務がうまく回るようにできます。お客である利用者の負担は千円前後と小さく、施設の収入となるものは介護保険から支払われるのですから、しっかりと顧客を抱え込むことができれば、季節や時期、景気などに左右されない安定したビジネスとなります。
しかし、介護の事業に進出しても失敗する会社はいくらかあります。また、経営が苦しいために職員への支払いを満足に行えず、介護に従事している人の収入が少なかったり、人材不足に悩まされていたりという話もよく聞きます。それらはやはり、コスト意識の有り無しによるものなのです。

介護業界は手堅い市場

コスト意識を持つことで離職率を少なく

たとえば、送迎のコストについて注目してみます。多くの会社では送迎に10人乗り以上の大きな車を使いますが、コストを考慮して小さな車にしているところがあります。これによるメリットは、まず普通免許が使えることで、専用の運転手を雇う必要がないことです。それから単純に、車の購入費用、ランニングコストも抑えられます。もちろん小さな車では一気に大人数を送り迎えするようなことができないのですが、都市圏では小回りがきくほうが有利になるわけです。
次に、採用コストも削減できるポイントです。ハローワークは無料で利用できますが、それだけでは量・質ともに満足できる求人ができないために、ほとんどの会社では求人広告を利用しています。広告を出すには通常数十万円という費用がかかってしまいますし、広告費用ですからそこで充分な求人ができなかったとしても、コストは発生してしまいます。
ある会社では自社サイトを充実させ、求人についての案内もそこで行うことにしました。施設の日々をブログにつづることによって情報をオープンにし、求人も多くなり、利用者の増加につながりました。自前でサイトをもつことで、初期費用や若干のランニングコストはかかりますが、費用対効果は大きいといえます。
こういったコスト削減は何に繋がるかというと、単に企業の利益が増えるだけでなく、利用者の満足、施設で働く職員の満足にもつながります。どちらかが不満を持っている施設で、利益の向上は望めません。

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